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カナダの新しい溶鉱炉をメタロック専門家が手当て

カナダのDofasco社で、テーパー付き羽口クーラーホルダーを取り付けるにあたり、 メタロックの専用ボーリングマシン2台を同時に使用して、ハースシェルボア15ヶ所のボーリングをスピードアップさせました

カナダDofasco社 - 溶鉱炉羽口の機械加工

メタロックエンジニアリングは、機械設備の修理を行うグローバル企業として設立されました。メタロックは、鉄鋼業界において、時間通りに予算内で納品される高品質な仕事で、優れた評判を築き上げてきました。ウィンドウやベースなどのミル筐体機械加工、ロールベンディング筐体の改造、スクリューダウン穴の加工、ギアボックスのラインボーリング、オービタル旋削技術を用いたシャフトリカバリー、大きな穴のドリル加工、タッピング、ネジ切り、フランジの接合面の加工など、さまざまなプロジェクトがあります。

プロジェクト

メタロックエンジニアリングが請け負った業務は、シェルボスをボーリング加工し、テーパー状の羽口ホルダーを付けることでした。同ホルダーには、炉心部の真上から2000℃を超える熱風を炉内に吹き込むための銅製の羽口と冷却器が収納されます。

溶鉱炉再建プログラム

先頃、原料から塗装鋼板までの一貫生産を行っているカナダDofasco社の溶鉱炉再建プログラムの一環として、テーパー付き羽口クーラーホルダーを取り付けるにあたり、メタロックが15ヶ所のハースシェルボアを機械加工しました。メタロックエンジニアリングは、競争入札で契約を獲得しました。

メタロックが最初に行った作業は、38.5インチPCD(978mm PCDで16mm×25mm)の直径0.625インチ×深さ1インチの穴を等間隔で4つ開けるために、1号羽口ホルダーの内面と外面にドリル治具を組み立てることでした。この穴は、テーパークーラーホルダーボアを加工するために、内側と外側のベアリングサポートを備えたボーリングバーアセンブリを取り付けるために使用されました。ボーリングバーアセンブリを正確に位置決めするために、外側の端に望遠鏡を取り付け、バーの中央の穴を通して炉の中央基準点と反対側の内殻の基準点に、目視で位置合わせしました。24度間隔で円周上に等間隔に配置された羽口は、互いに正反対にはなっていません。

専用設計のボーリングマシン

メタロックエンジニアリングが製作した2台の専用ボーリングマシンは、油圧駆動ギアボックスと、7度の角度に設定されたリニアレールを横切るツールポストアセンブリを組み込み、厚さ132mmの15の羽口ボスにそれぞれ必要なテーパーを形成します。そして、表面とボア内径を31.921インチ(811mm)に加工しました。外径は、クーラーホルダーの逃げを確保するため、さらに0.125インチ(3mm)の段差をつけ、33.980インチ(863mm)の直径としました。

メタロックは、2台の同じマシンを使って、それぞれ隣接するクーラーホルダーを同時に加工することで、加工プロセスを大幅にスピードアップすることに成功したのです。1シフト3人で24時間体制で作業を続け、スケジュール通りに完成させました。

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