Wood Group HITのプロジェクトマネージャーからメタロックエンジニアリングに連絡がありました。
負荷が大幅に低下した状態で長時間運転したことが原因でコンプレッサーが失速し、その振動でアリ継ぎスロット内のブレードに緩みが生じていました。調査の結果、タービンのオーバーホールを依頼されたWood Group Heavy Industrial Turbines Ltdは、スロットE1およびE2の溶接修理を行い、元の寸法に戻すためにその場で機械加工することを選択しました。Wood Group HITでは、これまでにも同様のプロジェクトで現場加工を行ってきましたが、直径1.5メートル、幅50ミリの溝を持つこのサイズの装置では、このような加工を行ったことがありませんでした。Wood Group HITのプロジェクトマネージャーは、機械工学や冶金学の同僚と相談した後、メタロックエンジニアリングに連絡を取りました。
メタロックは、要求される精度で鋳鉄製ケーシングのスロットを現場で再加工するための専門知識と設備を持ち合わせていたため、迷うことなくこの仕事を引き受けました。メタロックは最高の結果を得るために、高耐久性ボーリングユニットを使用しました。これをケーシングベアリング筐体の水平接合面で、E1溝とE2溝の両側で支持し、2つのケーシングハーフをボルトで締結しました。メタロックのチームは、12時間のシフトを6回繰り返して作業を行いましたが、時間的にも予算的にも十分な余裕を持って完了することができました。
世界中の電力会社や独立系発電事業者に産業用ガスタービンの総合メンテナンスサービスを提供しているWood Group HITは、機械加工の間、スコットランド・ダンディーにある同社の部品修理センターでブレードを元の寸法に復元しました。その後、スロットに取り付け、機械を作り直し、再稼働させました。
その後、Wood Group HITのエンジニアが別の作業のためにお客様の現場に戻り、この修理が非常に効果的であることを確認し、お客様はその結果、特に代替措置よりもコストを削減できたことに非常に満足しているとのことです。