メタロックはこの隙間に着目して、研削機を設計しました。
マンチェスターにあるBasell Polyolefins UK Carrington Worksの押出機の特殊な点は、ボアが8の字を描いており、界面の長さに沿って隙間があることでした。メタロックはこの隙間を利用して、一方の穴にはボーリングバーを設置し、その隙間に研削アタッチメントを載せた延長アームを取り付け、リードスクリューでボーリングバーに沿って研削ヘッドをトラバースして、もう一方の穴を研削できるように設計しました。別の駆動機構で研削ホイールを高速で回転させます。
Basell Polyolefins社はこの押出機を使い、直径281.3mmのボアに2本の大弓型スクリューで溶融ポリマー供給し、均質化しています。長年の利用により、熱による歪みや摩耗で押出機バレルが損傷し、運転に支障をきたしていたのです。これは、長さ9メートルのバレルのホットエンドの最初の1.3メートルを再研磨し、修正したネジを取り付けることで復元されました。
メタロックが1つ目のボアを研磨した後、マシンを2つ目のボアに移し、両方のボアのホットエンドを丸く平行にする作業を繰り返しました。
メタロックエンジニアリングは現場向けに特別設計されたさまざまな精密機械加工装置を製作しています。これらの機械と、熟練した現場エンジニアや技術者からなるチームは、大小さまざまなプロジェクトにおいて長年の経験を積んでおり、メタロックは現場での機械加工アプリケーションのマーケットリーダーとしての評判を築いています。また、緊急時だけでなく、計画的なシャットダウンによる保守のときにも、お客様のニーズに応えることができるようになりました。
フライス加工、ボーリング加工、ドリル加工& ネジ切り、軌道旋盤加工、フェーシング加工は、メタロックが世界中で定期的に行っているサービスです。最新のCADソフトを駆使して、専用の機械や技術を開発し、お客様の仕様やご要望に合わせて、工場や設備を現場で正確に加工しています。
