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メタロックの専門知識がHMSエンデュランスの船尾管シール交換を成功に導く

メタロックエンジニアリングの現場での深穴加工の専門知識が、Deep Sea Sealsにより試用されました。英国海軍の氷上パトロール・調査船であるHMSエンデュランスに、新しい船尾管シールを取り付けるためです。

HMSエンデュランス - 船尾管シールの改修

1990年にノルウェーで建造された第1級砕氷艦であり、南極および南大西洋のパトロールと調査を行い、防衛外交面での国家の存在感を維持し、南極の国際社会を支援しています。

メタロックエンジニアリングが必要な加工を行うだけでなく、シールパイプやタンクの設置まで行ってくれたので、無事に課題を達成することができました。

HMSエンデュランスは、新しい汚染防止シールシステムを搭載し、南大西洋の駐屯地に戻りました。

新しいパイプの構成

HMS Enduranceは海への油漏れと船尾管潤滑システムへの油浸入があり、Deep Sea Seals(DSS)はMoDから、新しい船外機と船内機のシールと船内機潤滑システム用のタンクと接続するための、すべての配管の供給と取り付けを依頼されました。DSSは、AC/Mk2 Coastguard汚染防止シールシステムを取り付けましたが、既存のシステムとは異なり、配管の大幅な変更が必要でした。以前は、重力潤滑システムで供給されるバリアシールが1つだけ使われていました。新しい空調設備にはポンプ給電が必要でした。

新しいパイプの構成では、船尾と船尾のプロップシャフトベアリングボスに貫通穴を開け、船外のACシールのためにドリルとネジ切りで穴を開ける必要がありました。この工事はメタロックエンジニアリングが請け負い、さらに新しい配管(シールパイプ)と必要なタンクの設置も請け負いました。

アウトボードシールのために、メタロックは710mmのPCDで24個のM20のタップ穴を等間隔に開け、タップ加工を行いました。新しいシールパイプは、長さ5940mmの船尾管を通す必要があり、パイプにアクセスするために、後部ベアリングボスの1030mmに直径20mmの穴を4つ、さらに前部ベアリングボスの400mmに4つ開けなければなりませんでした。

穴の位置は、後方のベアリングボスのPCD680mmと前方のベアリングボスのPCD640mmで、上下の死点から30°ずつの位置でした。さらに、船尾管からオイルを排出するための太いパイプを受け入れるために、片方のボス内側のPCDの下死点で直径32mmの穴が開けられました。

船尾管の配管接続

船尾管から各種潤滑油タンクへの接続は、スピゴットに取り付けられたMK2アダプターリングをM20六角ネジ12本で固定することで実現しました。

このシステムでは3つのオイルタンクを使用します。1つは船内機のシール用、他の2つはメインヘッダタンク用と空きスペースのヘッダタンク用です。これらのタンクはすべてメタロックエンジニアリングが取り付けたもので、船尾管のシールを十分に潤滑する役目を果たします。

また、キャリアシートの面にはドリル加工やネジ切り、ダウエル加工が施され、回転防止キーを各LP排気口機械加工部、LPケーシング機械加工部(ボーリングバー直径250mm)、3つのケーシングカバー、およびメタロック製専用ボーリングバーの上部・下部に取り付けられるようになっています。

このプロジェクトについて、Deep Sea Sealsの広報担当者は「専門外の取り付けを含むシステム全体の供給を請け負った」と語っています。

しかし、メタロックエンジニアリングは必要な加工を行うだけでなく、シールパイプやタンクの設置まで行ってくれたので、無事に課題を達成することができました。HMSエンデュランスは、新しい汚染防止シールシステムを搭載し、南大西洋の駐屯地に戻りました。

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