JRDはメタロックエンジニアリングに、ロールの直径を4mm大きくして、新しいロールを2本購入するコストを削減できないか、と相談しました。
JRDは、ベアリングシールの製造に使うゴムを加工するために、中古のゴムミルを購入し、生産能力を増強しました。しかし、薄いシートを機械で巻き取る必要があるとき、ロールが合わずに巻き取れないことが分かりました。ロールの表面をきれいにするために、ある時期からスキム加工が施されていました。
そこで、JRDはメタロックエンジニアリングに、ロールの直径を4mm大きくして、2本のロールを新たに購入するコストを削減できないか、と相談しました。メタロックは、スパイラル溶接で直径を拡大し、旋盤加工で希望する直径に完全に修復することで、この機械に新しい息吹を吹き込みました。
JRDのベアリングシールの原料は硬いので、ギロチンで短冊状にし、ブランキングする前に軟化させる必要があるのです。粉砕機のローラーで絞り出すと熱が発生し、可鍛性になるので加工しやすくなります。