メインの鋳鉄部は腐食が激しく、亀裂が発生している箇所もありました
当初の設計では、鉛が膨張する仕組みがなく、拘束されていたため、暑いときには座屈してしまっていました。やがて、その部分にひ亀裂や分断が生じ、メインの鋳鉄部に水が浸入して腐食が進みます。腐食により鉛がさらに上昇し、亀裂が発生しやすくなっていました。メインの鋳鉄部は腐食が激しく、亀裂が発生している箇所もありました。これらは、長年にわたる沈下の結果かもしれません。
80年代後半にEnglish Heritageが、この建物を修復し60年の延命措置を講じる作業を任されました。
このため、80年代後半にEnglish Heritageが、この建物を修復し60年の延命措置を講じる作業を任されました。何度も延期を繰り返した末、1994年に着工し、1998年に完成した。作業中の安全を確保するため、300トン以上の鋼鉄製足場管と金具が使用され、鋼鉄とプラスチックシートで覆われたヨーロッパ最大の自立型足場建築となりました。記念碑は計画的に解体され、個々の要素やサブアセンブリに必要な修理の程度が評価されました。そのため、破損の激しい鋳鉄部を切り出し、代わりの部分を作って元の部分に固定し、全体的な要素を復元することにしました。
メタロックエンジニアリングは、修復計画の早い段階で請負業者のDGT Steel& Cladding社から連絡を受け、損傷した鋳物を修復して60年の延命を実現できるかどうかを評価しました。
その答えは肯定的なもので、プログラムが完了するまでに、メタロックは新旧の鋳物の冷修と金属ステッチを約100メートルにわたって実施しました。さらには、同社が請け負っている融接の仕事もかなりの量がありました。
メタロック加工は、鋳物の亀裂や破損を修復する方法として、さまざまな産業の多くの用途で受け入れられています。この工程は、現場でまたはメタロックエンジニアリングの工場で実施されます。熱を一切使わず、キーとスタッドの組み合わせで圧密修理を行い、最終的にピーニングとドレッシングで完成させます。部品はメタロックの工場に移され、効率よく修理できました。
鋳物の修理後、すべての部品を洗浄し、赤色の鉛を塗った後、鉛の被覆を戻し、伸縮しても割れないように改良されたスリップジョイントを使用しました。
