タービンに広範な機械加工とアライメント作業を実施
出力1MWから17MWまでのタービンに広範な機械加工とアライメント作業を行い、新たな命を吹き込みました。北部で稼働中の水力タービンのほとんどは40年近く前に設置されたもので、最近まで大規模な改修工事は行われていませんでした。その長期の間、摩耗は避けられません。現在これらの機械には、摩耗した表面の機械加工を含む改修が行われており、元の寸法、データ、運用効率が得られるよう復元されています。
メタロックエンジニアリングは、ウェールズのRheidolで行われた最初のプロジェクトで現場での機械加工に関する専門知識を適用し、これに大変満足したWeir Engineering Services社により、水力発電プロジェクトの現場での機械加工を行う企業として選ばれました。
E.ON UK社のRheidol水力発電所では、1MWカプランタービンのチークプレート位置面とガイドベーンボアを機械加工して、新しいガイドベーンシャフトブッシュに対応させました。ディスチャージリングの内径は、同心度、寸法ともに確認しましたが、機械加工は必要ありませんでした。この機械のローターブレーキリングは、深刻な傷を取り除くために機械加工されました。
Lubreochの4MWカプランタービンのタービンアセンブリの上下位置決め面、20個のガイドベーンボア、放電リングの再形状加工を行いました。Dalchonzieにある同様の機械の12個のカップリングボルトの穴には、新しい取り付け位置のボルトに対応させるため、ラインボーリング、リーマ、ホーニング加工を施しました。また、Cashlieにある10MWのフランシスタービンの上部と下部の位置決め面をボーリングしました。
Culligranでは、2MWのフランシス水車のトップカバーとボトムカバーの水平方向とラジアル方向のすべての基準面を機械加工しました。この現場には17MWのデリア水車もあり、10月にはトップカバーとチークプレート下部の水平・ラジアル基準面の加工、ガイドベーンブッシュ穴24個の線引き、ランナチャンバー交換時の最終プロファイル加工(大規模かつ高精度作業)を含む現場での機械加工開始が予定されています。このデリア水車は、英国で唯一のこのタイプのタービンであり、特別科学保護区(SSSI)にある地下蔵に設置されています。Weir Engineering Servicesは、The Weir Group PLCのWeir Services Divisionに属しています。