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メタロックが工場改修を行い、Llanwernのバーの品質が改善

Corus LlanwernのホットストリップミルのラフィングミルのスタンドR2とR3が、メタロックの現場での機械加工技術により元の公差を回復しました。

Corus 2 - ラフィングミルLlanwern、スタンドの機械加工

Corus Llanwernのホットストリップ工場で、ラフィングミルのR2およびR3スタンドの直角度、真直度、寸法精度を製造時の公差に戻し、キャンバーが発生するリスクを排除することです。メタロックエンジニアリングは、工場管理者とともに、最近の操業停止中に大規模な現場での機械加工を実施しました。メタロックエンジニアリングにはこの種の作業を行った豊富な経験があり、このようなプロジェクトを成功させるだけの設備と専門知識を開発してきました。

操業停止前の調査

操業停止前の一連の調査で収集された情報から、縦摩耗板の表面が摩耗しており、各面を機械加工して清掃すると同時に、ミルの中心線軸に対して正方形でまっすぐな面を確保する必要があることが明らかになりました。

製鉄所工場

Llanwernはストリップ製品を生産する総合製鉄所です。ラフィングミルは、ホットストリップ工場の最初の圧延工程です。

このプロジェクトでは、R2およびR3ミル筐体の縦摩耗板の表面(ウィンドウ)と湾曲エッジを加工しました。幅1.7m×高さ6mの縦長のウィンドウと、4本の柱それぞれに新たに設けられた湾曲エッジに、全高にわたり機械加工を行う必要がありました。そのため、オーバーサイズの焼き入れを施した摩耗板を装着し、オリジナルの寸法を復元することができました。さらに、200個以上の1¼インチのBSW穴を、M48の穴にドリルで穴を開け、ネジ切りし、中央に1¼インチのBSWタップ穴のあるネジ付きインサートを取り付けて改修することになりました。

30トンのロールと輪止めアセンブリが摩耗板のエッジに衝突することがあるため、通常のロール交換時に摩耗板固定穴が破損する傾向があります。この問題を解決するためCorusは、摩耗板のエッジを巻き付けるように設計し直し、ロール輪止めに衝突した際の横揺れを防止することに成功しました。

専用フライス加工マシン

縦摩耗板の表面と湾曲エッジを加工するため、メタロックエンジニアリングが以前設計・製造した専用のフライス加工マシンが、Llanwern工場の大型ミル筐体に合わせて改造されました。摩耗板の表面にある多数のM48穴をドリルで開けネジ切りするため、メタロックのエンジニアは、6mの長さの治具プレートに取り付けた2台の特殊なドリルマシンを設計・製造しました。

2台の専用フライス加工マシンを使い、両スタンドのオペレーター側のウィンドウを同時に加工しました。同時に、2台のドリル加工リグを使って、両スタンドのドライブ側に穴を開け、ネジ切りを行いました。この4つの作業が終わると、マシンはオペレーター側のドリル加工・ネジ切りと、ドライブ側の両ウィンドウの加工に切り替えられました。このように、各スタンドで作業を同時進行させることで、プロジェクトを計画と予算の範囲内で十分に完成させることができたのです。

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