プロジェクト
メタロックのエンジニアが損傷箇所を調査して修理案を提出し、協議と修正の末、ロイド船級協会がその後の定期点検を条件に受理したのです。本船は5年後、新しい船主のもと、南アフリカのBenguela Operations(PTY) Ltdのダイヤモンド採掘船として、今もフル稼働しています。
持ち運び式フライス加工マシン
新しいベアリングポケットが完全にステッチされた後、ベッドプレートに持ち運び式フライス加工マシン盤を設定して、インサートの上部を接合面と同じ高さに加工しました。同じ設定で、ベアリングキャップの接合面を機械加工しました。新しいベアリングキャップを取り付け、ボーリングバーで破損していないベアリングポケットの中心線を光学的に合わせ、新しいポケットを正しい直径にラインボーリングしました。
修理が完了し、2時間のフル出力試運転を含むエンジンの全面的な試験が行われました。その後、ロイド船級協会の定期検査を受け、船級を回復しました。この修理のために、破損したベアリングポケットは、チェーンドリルにより切り取られ、機械加工され、手作業によりスチール製のインサートを取り付けることができました。インサートはベッドプレートの形状に正確に合うよう、一枚の鋼板から削り出されました。