特殊用途向けボーリングマシン
Vosper ThornycroftはQinetiQのために建設を請け負い、構造物のラインボーリングとフェーシング作業を数種要請されました。Vosper Thornycroft社は、メタロックエンジニアリングを過去に用命した経験があり、安心して任せられると思ったため、各種作業を行うためにメタロックエンジニアリングを選択しました。
メタロックの特殊ボーリングマシンを使用して、船尾管を直径401mm、長さ730mmに、フェーシングを直径610mmにラインボーリングし、インフレータブルシール筐体の位置に配置しました。中ぐり盤は中空構造で、あらかじめ決められたデータ(この場合はフライホイールギアボックスや隔壁のデータムマーク)に迅速かつ正確に合わせるためのアライメント設備が組み込まれています。
現場での機械加工
同じボーリングバーで2つ目の仕事は、上部ラダーボアを500mm×700mmの面に、下部ラダーボアを直径592mmと598mmの2段階に、上面を直径655mmに加工し、シールすることで、1セットとして現場で完成させることでした。
メタロックは、より小型のボーリングバー装置を使用して、左舷および右舷の船体推進構造を直径320mm、深さ50mmにラインボーリングし、船体表面を直径430mmにクリーンアップすることもしました。
メタロックエンジニアリングは60年近くにわたり、産業界の機械修理に貢献してきました。その間に、現場での機械加工技術について豊富な経験を蓄積してきました。この技術により、修理のために機械を分解し、切り離して工場に運ぶ必要がなくなるため、コスト削減につながります。メタロックエンジニアリングは、RVトライトンの製作に際して、その専門知識を生かし、現地で作業を行いました。